良寛長歌「月の兎」に因みウサギの右向き画像
ロゴ 良寛さまのゆかり
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円通寺周辺 2
良寛詩碑「仙桂和尚真道者」
新設:2017-05-01
良寛詩碑「仙桂和尚真道者」
撮影:2010-10-08 

良寛詩碑「仙桂和尚真道者」

碑陰

碑 面
仙桂和尚真道者 貌古言朴客
三十年在國仙會 不参禅讀経
不道宗文一句 作園蔬供養大衆
當時我見之不見 遇之遇之不遇
吁嗟今放之不可得 仙桂和尚真道者
          良寛書 

読下し
仙桂和尚は真の道者
貌は古にして言は朴なる客
三十年 国仙の会に在りて
禅に参ぜず 経を読まず
宗文の一句すら道はず
園蔬を作って大衆に供養す
当時 我 之を見れども見えず
之に遇ひ之に遇へども遇はず
吁嗟 今之に放はんとするも得可からず
仙桂和尚は真の道者

口語訳
仙桂和尚は仏道におけるまことの修行者だった
そのふるまいには飾りけがなく昔ふうで 言葉は素直な人物である
三十年間、国仙和尚の教えに集まり過ごしていたが
坐禅にも加わらず 経文をも読まず
宗門の教えの一句さえ口にしない
そしてただ 畑で野菜を作り 多くの僧に食べさせていた
当時私は この兄弟子の仙桂和尚を見ていたのに
その心ガ理解できず 仙桂和尚によく会っていたのに
まことの姿に接していなかった
ああ 今や仙桂和尚を見ならおうとしても それはできないことだ
仙桂和尚こそ仏道におけるまことの修行者であった

場 所
筆 者
良寛
建 碑
2000年1月6日
建碑者
功徳主: 井田武・廸子(碑陰に刻されている)
参 考
「定本良寛全集」1-772(上記の 読下し・口語訳は これから引用)