新設:2017-05-01
更新:2023-02-13
撮影:2014-05-15
良寛詩歌碑「高野紀行」・良寛詩「一瓶一鉢不辞遠」
- 碑 面
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高野道中買衣(不)直銭
一瓶一鉢不辞遠
裙子褊衫破如春
又知嚢中無一物
総為風光誤此身
さみつ坂といふところに里の童の青竹の杖をきりて売りゐたりければ
こがねもて いざ杖かはん さみつさか
- 読下し
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高野道中衣を買はんとして銭に直らず
一瓶一鉢と遠きを辞せず
裙子褊衫は破ぶれて春の如し
又た知る嚢中の一物なきを
総べて風光のために此の身を誤る
<注>2句目の「春」は「舂」の誤りとする説がある
- 場 所
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高野山奥の院 御廟橋に至る参道左側で 無明の橋(御廟橋)手前約70m
豊臣家墓所より御廟橋寄にある 形が周囲と異なるので見つけやすい
- 筆 者
- 良寛
- 建 碑
- 平成11年(1999)5月
- 建碑者
- 全国良寛会 高野山返照光院 須磨寺正覚院
- 参 照
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俳句「こがてもて」は 良寛句「こかねもて」と「作水坂」をご覧下さい
- 参 考
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「定本良寛全集」1-566 3-俳句-098
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