円通寺公園の白華山頂上にある「八大龍王の碑」左手にある 左上写真で 中央が 木俣修歌碑「征矢ひとつ」 左が中川仲蔵歌碑「円通寺」 右が「解説文」であり、「解説文」に 次のとおり記されている 昭和52年8月25日実践女子大学教授 歌人 文学博士木俣修先生をこの地にお迎えした 先生は 彦根藩老の家柄で 良寛の師国仙修行の清涼寺を菩提寺とされ 深く良寛を敬慕されている国文学者である 更に宮内庁御用掛歌会始選者としても聞こえている この日 先生を東道された日本軽金属株式会社相談役中川仲蔵氏は かって良寛修行の円通寺境内にあった小学校に学び 今や功成り名遂げた人として郷党の範とされている また木俣先生門下の高足である 良寛寂後155年祭を迎えるに当り 木俣修先生のお歌に併せ中川仲蔵氏の望郷の歌を刻む所以である 征矢ひとつ放つおもひに秋光裡 老いのいのちを ふるひたたしむ 修 円通寺その境内の学舎の まなこ閉づれば幻に見ゆ 仲蔵 昭和56年10月吉辰 木俣修先生歌碑建立の会 森脇正之