碑 面 幾そち耳天 この久礼乃 毛の可奈之起耳 和可久さの 川まよひ堂てて さ遠志可奈久毛 読 み 木曽路にて この暮の もの悲しきに 若草の 妻呼びたてて 小牡鹿鳴くも 脇 碑 此ノ碑ハ良寛ノ心ガ益々高揚サレマスコトヲ念ジ 加納陽治氏ノ御尽力 木原ゆ紀氏ノ土地ノ提供 中村渓男氏所蔵書使用ノ快諾ニヨッテ建設サレタモノデス 昭和六十年四月吉日 撰文 川口霽亭 案内板 良寛碑 木曽路にて この暮れのもの悲しきにわかくさの 妻呼びたてて小牡鹿鳴くも この歌は手まり上人と言われた良寛が木曽路を通った折に詠まれた 二首の内の一首です 場 所 長野県木曽郡南木曽町久保洞 旧中山道「上久保」一里塚100m妻籠寄の久保洞(くぼほら)道標近傍 筆 者 碑面 良寛脇碑 川口霽亭 撰文・碑稿 脇碑 川口霽亭 建 碑 1985年4月 参 考 「定本良寛全集」2-0531 「いしぶみ良寛」正-78-276_277