案内板(出雲崎町) 薬師堂跡 室町時代の永禄年間(1558~70)尊澄法師が円明院に滞在中 ここに堂を建てて薬師如来を安置した 堂は円明院と中山の西照坊のほぼ中間にあり 旧道には明治時代に西国33番の石仏が安置されていた 毎年冬期になると 薬師如来は円明院に移され 春には再びここに帰され 多くの人々に信心されていた 昭和36年(1961) 第2室戸台風で堂は倒壊し 大雨で路傍の石仏も倒れた 現在 薬師如来は円明院に 石仏は同院境内に安置されている ここは 中山に仮住した良寛が橘屋の菩提寺円明院を詣る途中 立ち寄った 薬師堂のあった所である 出雲崎町 場 所 新潟県三島郡出雲崎町中山(良寛の古道)