良寛歌碑「おきつ風」｜良寛記念館裏

碑　面: 於(お)き川(つ)風い堂(た)久(く)
奈(な)布(ふ)幾(き)所(そ)久(く)毛(も)能(の)
宇(う)良(ら)者(は)和(わ)閑(か)堂(た)良(ら)
地(ち)祢(ね)乃(の)遠(を)き都(つ)き
東(と)こ呂(ろ)
読　み: 沖つ風いたくな
吹きそ雲の浦は
我がたらちねの
奥(おき)つ城(き)処(ところ)
案内板: おきつ風いたく
なふきそくもの
うらはわがたち
ちねのおきつき
ところ
ここ雲の浦(出雲崎)はわが母上のみ魂の安らかにしずまりますところ沖から寄せる海風も心してここだけはよけて吹き荒れないでほしい
良寛さんが度々円明院の急坂をのぼってこの墓所にお参りして思母の涙を流した切々胸に迫る歌である
場　所: 新潟県三島郡出雲崎町米田１良寛記念館裏
筆　者: 良寛
建　碑: 昭和５７年（１９８２）８月
建碑者: 良寛景慕会
参　考: 「定本良寛全集」2-0271
「いしぶみ良寛」正-38-P142_143
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