新設:2017-05-01
更新:2023-02-19
撮影:2013-05-15
宮柊二歌碑「堀之内小唄」
- 碑 面
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堀之内小唄
宮 肇 詞
町田嘉章曲
波に陽がさす
早瀬の中を
上る若あゆ
二寸鮎
一人出てみりゃ
磧の河鹿
田戸の 渡しの
灯がうるむ
平成11年11月
郷土芸能振興会
- 案 内
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魚沼良寛会「魚沼市 良寛さまと貞心尼・関長温 ゆかりの地ガイドブック」から引用
貞心尼歌碑「やよしばし」の傍らに 宮柊二歌碑「堀之内小唄」が建っている 宮柊二は 若いころ この河畔において魚野川と渡し船を詠んで 「堀之内小唄」を作詩しました この小唄は 堀之内の鎮守「八幡宮の十五夜祭における屋台囃子として 今なお地元の人々に親しまれています
歌人柊二は 若くして良寛に親しみ 晩年には良寛の座像を仏壇のそばに置き 拝んでいました そして数編の散文と 次のような歌を残しています
良寛が詩にのこしたる晩歳(いりまへ)の
感懐(おもひ)偲ばせ雪止まむ夜ぞ
菩提樹と貞心尼の歌碑立つ山の
その山裾を電車にて過ぐ
- 場 所
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新潟県魚沼市八幡町魚野川河畔 水車小屋公園
- 建 碑
- 平成11年(1999)11月
- 建碑発起人
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関長温を偲ぶ会(8名の氏名省略) 徐々坊敬慕会(14名の氏名省略)
- 建碑者
- 郷土芸術振興会
- 補 足
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宮柊二は 次の歌も詠んでいる
冬の夜の長きまにまに良寛の詩や白秋の歌に遊びつ
(第8歌集「獨石馬」収載 昭和45年「冬夜」より)
林本の良寛歌集披き見てとしの睦月を家籠りする
(第9歌集「忘瓦亭の歌」収載 昭和53年「抄作」より)
仮住みのこのマンションに運び来ぬ良寛像と魏人の俑を
(第10歌集「緑金の森」収載 「輪ごむ」より)
父の齢に至らざれども良寛の示寂に近し病みつつ我は
(第12歌集「白秋陶像」収載 「白秋陶像」より)
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