新設:2017-05-01
更新:2023-02-19
撮影:2013-05-15
鈴木牧之著「北越雪譜」一節碑「二編 春 シガ」
- 碑 面
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「北越雪譜」の著者・鈴木牧之の山水画に良寛が賛を添えたりしているという 塩沢の人
北越雪譜二徧(之巻一) 春「シガ」 鈴木牧之
冬春に限らず雪の気物にふれて霜のおきたるようになる これを里言にシガといふ 戸障子の隙よりも雪の気入りて座敷にシガをなす時あり このシガ朝暾の温気をうくる処のは解けておつる
春の頃 野山の樹木の下枝は雪のうずもれたるも梢は雪の消えたるにシガのつきたるは 玉もて作りたる枝のやうにて見事なるものなり 川辺など働く者には毛にもシガのつく事あり
このシガ我が塩沢にはまれなり おなじ郡のうち小出島あたりのは多し 大河に近きゆゑ水気の霜となるゆゑにやあらん
- 場 所
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新潟県魚沼市小出橋東詰下流側欄干親柱
- 建 碑
- 平成3年(1991)11月
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