新設:2017-05-01
更新:2023-03-01
撮影:2011-05-19
遍澄歌碑「とがまもて」
- 碑 面
-
と可ま毛て
加里者らふ遍き
飛ともなし
むくら志今れる
し起し満の
三ち
釈遍澄
- 読 み
-
とかまもてかりはらふへきひともなし
むくらしけれるしきしまのみち
釈遍澄
利鎌(とがま)もて刈り払うべき人も無し
葎(むぐら)茂れる敷島の道 釈遍澄
- 案内板
-
と可ま毛て加里者らふ遍き飛ともなし
むくら志今れるし起し満の三ち 釈遍澄
「利鎌もて刈り払うべき人も無し葎茂れる敷島の道」と読む
歌旨は 雑草が茂っている道を よく切れる鎌で払い切り開ける人はいないのであり 近世末期の動乱を嘆き憂える遍澄の真情が格調高く詠まれている
作者は 三島郡和島村島﨑 早川甚五右衛門の長男として生まれ 年少にして妙徳寺賢深和尚の教えを受け その後 良寛を五合庵に訪れてからは よく法弟として仕え佛道及び芸道に励んだ
文政9年ころ大庄屋富取武左エ門に請われ 以後 願王閣にととまること多年 その間 願王閣の再建に協力し また至誠庵で彼を慕う多くの塾生を指導した
明治9年9月13日 75歳 島﨑で死去
- 場 所
- 新潟県燕市地蔵堂本町1-7-5 願王閣境内
- 筆 者
-
遍澄
- 参 考
-
「いしぶみ良寛」正-60-214_217
分水商工会サイトまち歩きマップ - 分水駅周辺
新潟県サイト【長岡】パンフレット「良寛たずね道八十八ヶ所巡り」
このページのトップへ戻る