新設:2017-05-01
更新:2023-03-01
撮影:2013-05-15
良寛詩歌碑(和歌2首 俳句1句)
- 碑 面
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柘榴(ザクロ)
かきてたべ 摘みさいてたべ 割りてたべ
さてその後は 口もはなたず
萩(はぎ)
わが宿の垣根にうえし 萩すすき
道もなきまで しげりあひけり
辛夷(こぶし)
あをみたる 中にこぶしの 花ざかり
- 通 釈
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「定本良寛全集」より
石榴(ザクロ)
爪で掻いて食べ 指先でつまんで裂いて食べ 手で割って食べ
その後は口をつけて むさぼり食ったことだ
萩(ハギ)
私の家の垣根のもとに植えた萩や薄は 通る道もなくなるまで
それぞれ茂っているなあ
辛夷
山の木々は薄みどりに芽ばえてきたが その中で白くあざやかに
見えるのは 辛夷の花である 今年も辛夷の花の盛りとなって 春の
思いもふくらむことである
- 場 所
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新潟県燕市上諏訪9-9 燕市分水良寛史料館 玄関右後方奥庭
- 参 考
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「定本良寛全集」
「かきてたべ」2-1403
「わがやどの」2-1353
「あをみたる」3-俳句-012
サイト燕市分水良寛史料館
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