案内板 萬幾也末尓天与面流 萬幾也末尓天与面流 許所乃者留 散計耳宇計都留 宇女能者奈 都知尓於地計里 以當川良耳之天 (以下は、上の白文に付されたルビ) まきやまにてよめる こぞのはる さけにうけつる うめのはな つちにおちけり いたずらにして 許所(去年)の春 鵲斎と3人で梅の花の下で盃をくみ交したが この鵲斎の屋敷は 今は跡形もなく梅の花がいたづらに散っている この歌は良寛が文政元年の春に 鵲斎の家敷跡へ来て詠んだものである [注]原田鵲斎 文化14年春に真木山より中島へ転居 平成元年3月 分水町建之 補 足 (渡辺秀英著「いしぶみ良寛 続編」の訳) 真木山にて詠める 去年の春 酒に浮けつる梅の花 土に落ちけり 徒らにして 場 所 新潟県燕市真木山 原田鵲斎旧居跡 表道路真向いに次の大きな建物がある 「平成19年度新潟県農林水産業総合振興事業 (農)川西真新ファーム米乾燥調整施設」 筆 者 良寛 建 碑 平成元年(1989)3月 建碑者 分水町 参 考 「定本良寛全集」*2-0956 第1句と第3句のみ一致歌の意味は全く異なる 「いしぶみ良寛」続-21-046_047