案 内 良寛・貞心尼唱和の歌碑「恋学門妨」は 本堂(写真3)の前を左に進んだ 墓域への門の左手前にある 碑 面 恋学門妨 貞心 いかにせむ まなびの道も 恋ぐさの しげりていまは ふみ見るもうし 良寛 いかにせん うしにあせすと おもひしも 恋のおもにを 今はつみけり 読 み 恋は学問の妨 如何にせむ 学びの道も 恋草の 茂りて今は 書見るも憂し 如何にせん 牛に汗すと 思ひしも 恋の重荷を 今は積みけり 碑 陰 貞心尼歌碑 貞心尼は 良寛禅師晩年の法弟 仏のみちはもとより 和歌にもすぐれていられた 良寛との出会いから 温かく心のかよった交り そして示寂をみとるまでを よみかわした「はちすの露」は 2人の誠の玉の輝きである 洞雲寺泰禅和尚について得度を受けたゆかりで 貞心尼はここにねむっておられる 場 所 柏崎市常盤台5-1 寳龍山洞雲寺(曹洞宗) 筆 者 貞心尼 建 碑 平成3年(1991)11月4日 当 代 洞雲寺32世 今井龍三 碑 稿 渡辺秀英 建碑者 中村昭三 参 考 「定本良寛全集」2-1444「いしぶみ良寛」続-61-126_127