新設:2017-05-01
更新:2023-03-19
撮影:2011-06-30
19 良寛山田杜皐宛書簡歌碑「うちつけに」
- 碑 面
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(略)
うちつけ耳志奈ば
之奈春て奈可らへて
可ゝるう起めを見る
が者び之さ
(略)
- 読み・通釈
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うちつけに しなばしなずて ながらへて
かゝるうきめを 見るがはびしさ
うちつけに 死なば死なずて 永らえて
かかる憂き目を 見るがわびしき
だしぬけに死ねたらよかったのに 死なないで生きながらえ
このようなつらい目を見ることが 苦しいことよ
- 案内板
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良寛の三条地震見舞状
地志んは信耳
大変尓候 野僧草庵ハ
何事なく 親るい中
死人もなく めで度存候
うちつけ耳志奈ば
之奈春て奈可らへて
可ゝるう起めを見る
が者び之さ
志可し災難耳逢
時節尓波災難尓
逢可よく候 死ぬ時節
に者死ぬ可よく候
是ハこ礼災難をのがるゝ
妙法耳て候
か之こ
良寛
臘八
山田杜皐老 良寛
与板
平成8年3月
長岡市
- 場 所
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新潟県長岡市与板町東与板 いしぶみの里・良寛詩歌碑公園
- 筆 者
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良寛
- 建 碑
- 平成8年(1996)
- 建碑者
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久保誠吾
- 参 考
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「定本良寛全集」3-書簡-217 *3-書簡-049 *2-1307
「いしぶみ良寛」続-59-122_123
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