良寛歌碑「さきくてよ」｜東与板良寛詩歌碑公園

碑　面: 散幾久転餘志報能理左可(遠)己江天己無
幾々能古数弊尓波奈(左)久者留波
　　　　　　　　　　　　　　　良寛書
碑　陰: 平成十一年七月
矢久保徳司
案内板: 弟由之への歌　

散幾久転餘(さきくてよ) 志報能理左可(しほのりさか)(遠(を)) 己江天(こえて)己無(こむ)
幾々能(きぎの) 古数弊尓(こずへに) 波奈(はな)(左(さ))久者留波(くころは)
　　　　　　　　　　　　　　　良寛書

さきくてよ塩法坂を越えて来む
木々の梢に花咲く春は

島崎の兄良寛が与板の弟由之を訪ね
今年の別れを告げる歌であったろうか

　平成１１年７月
　　　　　　　　　　　矢久保徳司
場　所: 新潟県長岡市与板町東与板　いしぶみの里・良寛詩歌碑公園
筆　者: 良寛
建　碑: 平成１１年（１９９９）７月
建碑者: 矢久保徳司
参　考: 「定本良寛全集」2-0337　2-1433