良寛山田杜皐宛書簡歌碑「もろともに」｜東与板良寛詩歌碑公園

案内板: 山田杜(と)皐(こう)宛書簡　

毛(も)呂(ろ)東(と)も耳(に)
お登(ど)理(り)安(あ)閑(か)之(し)ぬ
安(あ)起(き)乃(の)よ遠(を)
美(み)于(に)い當(た)川(づ)幾(き)
能(の)ゐ留(る)毛(も)
　　之(し)羅(ら)春(ず)天(て)
（陰暦の７月）
文(ふ)月(づき)廿五日
　　　数(す)可(が)堂(た)
杜皐老　　良寛

良寛はずいぶん踊りが好きだったようである
秋の夜に病気も忘れて踊りあかしたという与板の山田杜皐宛の手紙である

い當川幾(たづき)は病気のことであり数可堂(すがた)とは姿人形の格好でもよく見せたから山田家の人がつけたあだなであろう

　建立　昭和六十三年度還暦者一同
　昭和６３年８月　　長岡市
読　み: もろともに踊り明かしぬ秋の夜を
身に病(いたつ)きの居るも知らずに
場　所: 新潟県長岡市与板町東与板　いしぶみの里・良寛詩歌碑公園
筆　者: 良寛
建　碑: 昭和６３年（１９８８）８月
建碑者: 昭和６３年度還暦者一同
参　考: 「定本良寛全集」3-書簡-212　2-1366
「いしぶみ良寛」続-51-106_107