新設:2017-05-01
更新:2023-03-19
撮影:2011-05-20
都野神社(八幡宮)本殿彫刻
- 案内板
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都野神社本殿彫刻
―――八幡宮御本社彫物仕用―――
当神社は 式内社に推され 八幡宮とも称す
現本殿は 天保11年(1840) 拝殿・弊殿が 嘉永元年(1848)の再建である その際 彫刻を一身に負い完成したのが 当時代の巨匠熊谷宿の小林斎源太郎である
源太郎を懇望して招くことができたのは 大坂屋などの力によるものであり 丸津の中川正甫は 源太郎を3年間も与板にとどめて 彫刻をさせて施行者である
正面の蟇股(かえるまた)に躍動する子引龍の彫刻は 源太郎の作品の中でも優れたものである
元禄以後は 彫刻がいたずらに華かな傾向にあり 通俗的な職人趣味に陥った時代であったが この彫刻は 当時代の様式にこだわらず 構図も彫法も素朴の中に奔放にして自由な立体感があり
精魂を傾けた労作である
なお 彫工小林源太郎か明細に記録した「八幡宮御本社彫物仕用」が 当社に貴重なものとして保存されている
与板町指定文化財
- 場 所
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新潟県長岡市与板町与板乙6045 都野神社(八幡宮)
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