案内板 香積山徳昌寺(与板町馬場丁・曹洞宗)は 文明11年(1479)直江家を開基 耕陰道夫を開山として創始以来 上杉家の帰依 直江家の菩提寺として栄え 上杉家・直江家の会津移封 米沢移封以後も 牧野家・井伊家藩主の崇敬と壇信徒 特に豪商大坂屋三輪家の擁護により 開山以来初代住職から連綿し 本日に至っている 文政11年(1828) 有栖川宮家の祈願所となり 寺院のいたるところに菊の御紋章が見られる また 境内には縄文時代の生活跡があり 火焔型土器等が出土し 西山丘陵の縄文文化の跡を物語っている 釈迦の命日に行われる涅槃絵だんごまきは 広く住民にも知られ 代々の住職は托鉢で町中をまわるなど広く教化活動を行い 住民から「方丈様」と親しみを込めて尊称されている 良寛の父の実家が与板にあったことから 良寛はよく与板に訪ねており ここ徳昌寺には良寛と交友があった三輪左一や維馨尼の墓がある なお 現本堂は天保7年(1836)火災焼失の後 嘉永6年(1853)に三輪大坂屋によって再建されたものである 場 所 新潟県長岡市与板町与板乙6025 (曹洞宗) 香積山徳昌寺