良寛さま ゆかり
長岡市 福島町
貞心尼歌碑「あさげたく」
新設:2017-05-01
更新:2023-03-19
撮影:2011-05-21
貞心尼歌碑「あさげたく」


貞心尼歌碑「あさげたく」

貞心尼歌碑「あさげたく」は
大樹の下にある
左の大樹は「福島の大欅」として
長岡市指定文化財 天然記念物

碑 面
朝遣多く 本どハ夜のまに ふきよ春類
  お知葉や風の なさ遣奈留ら無
              貞心尼

碑 陰
幕末の歌人貞心尼は 寛政10年長岡藩士二十五石鉄砲蔵師奥村五兵衛(現長岡市表町奥村平八郎氏の祖)の娘として荒屋敷町に生まれ 明治5年2月11日75歳で示寂した

貞心尼は 28歳の春 この地福島の閻魔堂に来り 44歳で柏崎に移るまでの住居中に 良寛と師弟の縁を結び 師の死水をとり 師と唱和した歌集「蓮の露」を著し 良寛遺稿をまとめ 後世に良寛の名を高らしめた

貞心尼生涯に最も精華をあげた地として 江湖各位の寄進によりこの歌碑を建てた
   昭和32年11月  
貞心尼思慕会 長岡童話研究会  


案内板
貞心尼歌碑

朝げたく ほどは夜のまに ふきよする
 おち葉や風の なさけなるらむ
             貞心尼

貞心尼は 長岡藩士奥村五兵衛の娘に生まれ 一度嫁いだが夫に死別し 剃髪してのち この地の閻魔堂に移り 庵主となる

三島郡島崎村(現在の和島村島崎)の木村家に晩年の良寛を訪ね 歌道の弟子となる 良寛没後 「蓮の露」を著して 良寛の名を世に広めた 柏崎真光寺の不求庵で 明治5年2月75歳で没した

加賀の千代女 京の連月尼と共に幕末女流三大歌人に数えられる 昭和32年11月 福島町貞心尼思慕会と長岡童話研究会が この地に居住させるとき詠んだ歌を遺稿「もしほ草」から選出し 碑に刻して建立した

長岡市教育委員会  


場 所
新潟県長岡市福島町503近傍 北長岡駅から徒歩で1時間弱

建 碑
昭和32年(1957)11月

建碑者
福島町貞心尼思慕会 長岡童話研究会

参 考
「いしぶみ良寛」正-69-244_247

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