良寛さま ゆかり
松野尾2777 仙城院境内
良寛詩歌碑(漢詩1首 和歌1首)
新設:2017-05-01
更新:2023-03-25
撮影:2012-05-16
良寛詩歌碑(漢詩1首 和歌1首)


良寛詩歌碑(漢詩1首 和歌1首)

案内板

本堂

碑 面
吾来此地九月初
長天雁啼菊花開
老少相率散歩去
松林数里無塵埃
   良寛書

松の尾の葉ひろのつはき椿見に
いつか行かなむそのつはきみに

読 み
吾此の地に来たる 九月の初
長天 雁啼き 菊花開く
老少 相率ゐて散歩し去れば
松林 数里 塵埃 無し
   良寛書

松野尾の葉広の椿椿見に
何時か行かなむその椿見に
      良寛

案内板
仙城院良寛碑

良寛は松野尾と親交が厚く 仙城院をはじめ随所に錫を留められ その作品も多かった 漢詩は当地の松林を散歩された折の作品であり 和歌は岩崎治右衛門庭前の椿を詠まれたものである

●漢詩「遺墨集 良寛墨蹟」より
 吾此の地に来たる 九月の初
    長天 雁啼き 菊花開く
 老少 相卒いて散歩し去れば
    松林 数里 塵埃 無し
          良寛書

●和歌「歌集 ふるさと」より集字
 松野尾の 葉広の椿 椿見に
 いつか行かなむ その椿見に
          良寛

碑 陰
平成四年九月吉日建立
当代 仙城院第二十七世 佐伯幸雄
碑稿 新潟市内野    渡辺秀英
設計 巻町松山  河村安蔵
石匠 巻町松野尾 小林末松
寄贈 松野尾えびすや 安沢藤夫

場 所
新潟県西蒲区松野尾2777 (真言宗智山派) 医王山仙城院境内

筆 者
良寛(集字 渡辺秀英)

碑 稿
渡辺秀英

建 碑
平成4年(1992)9月18日

建碑者
安沢藤夫(松野尾)

参 考
「定本良寛全集」1-706 2-0996
「いしぶみ良寛」続-12-028_029
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