碑 面 以尓之弊乃悲東能布美 氣無布留美知者安禮 耳氣流閑裳遊久飛騰 難之耳 沙門良寛書 読 み いにしへの ひとのふみけむ ふるみちは あれにけるかも ゆくひとなしに 釈門良寛書 古の 人の踏みけむ 古道は 荒れにけるかも 行く人なしに 通 釈 昔のすぐれた人が 踏みかためたという古い道は 通る人もなく 今は荒れてしまったことよ そのように 古くからの正しい教えは 踏み行う人もなく すっかりすたれてしまったことだ 古道とは 一般的に 宗教 学問 芸術全般の古くからの教えをいうが ここでは 良寛が仏教会の現状を批判したものと捉えることにする 碑 陰 平成六年五月二十九日 海雲寺二十一世 祖関憲一和尚 晋山結制記念建之 寄贈 巻町 (有)有坂石材 場 所 新潟県西蒲区間瀬6167 (曹洞宗) 大平山海雲寺境内 龍神堂 前庭右 筆 者 良寛(海雲寺所蔵) 建 碑 平成6年(1996)5月29日 海雲寺21世 祖関憲一和尚 晋山結制記念 建碑者 (寄贈) 有坂石材 参 考 「定本良寛全集」2-1094 「いしぶみ良寛」続-14-032_033 岩室良寛会編 岩室温泉観光協会刊「良寛さんと岩室 ガイドブック」 岩室良寛会編 岩室温泉観光協会刊「岩室の良寛史跡探訪」