案 内 新津市教育委員会編「新津の文化財(改訂版)」平成16年3月刊の24頁に 次 のとおり解説されている 歴史資料 平成14年9月10日指定 萬巻楼(まんかんろう)の額(がく)・聯(れん)・萬巻楼(まんかんろう)記(き) 3点 桂家4代誉章(たかあき)は 学芸を好み 邸内に万巻の書を集めた書庫を建てた 書庫の入口には 中国人顧(こ)子(し)英(えい)が揮毫した木額を掲げ 両側に聯をさげた 聯は朱(しゅ)熹(き)の作で 右に「日月両輪天地願」 左に「詩書萬巻聖賢心」と書かれている 萬巻楼記は文化7年(1810)桂家を訪れた江戸の儒学者亀(かめ)田(だ)鵬斎(ほうさい)が書いた巻物で 萬巻楼が当時の風俗教化に大きく貢献したことをたたえている この亀田鵬斎が名づけた桂家の萬巻楼は 万巻の書を集めた書庫であるとともに 文化交流などを通じて新津の文化に大きな影響を与えた桂家の文化を象徴するものである 補 足 萬巻楼には 外に 新潟県指定文化財(書跡典籍)の「桂家国学資料 350点」があり 新津市教育委員会編「新津の文化財(改訂版)」平成16年3月刊の5頁に解説がある 場 所 新潟市秋葉区中村696-1 斎藤久夫家「萬巻楼」内 管理者 斎藤久夫 参 考 新津市教育委員会編「新津の文化財(改訂版)」平成16年3月刊