碑 面 誰氏丹青摸出来 梅花面目松精神 大唐衣冠宛相宜 因知無刹不現身 良寛書 読下し 誰氏の丹青か 摸出し来る 梅花の面目 松の精神 大唐の衣冠 宛として相宜し 因って知る 刹として身を現ぜざるなき 良寛書 碑 陰 良寛古仏唐天神を讃して曰く 梅花面目松精神 三島郡島崎継室堂主人の好意により 拝請石刻して詩碑を建立す 山僧住職二十周年記念 昭和五十年六月 補 足 東陽寺は 阿賀野川左岸堤防脇にあって 見事な老松と山門鐘楼が目をひく その境内に置かれた緑石の左寄に 黒御影石がはめこまれ 良寛詩が刻まれている 場 所 新潟市江南区大渕998 (曹洞宗) 虎嶽山東陽寺 境内 筆 者 良寛 建 碑 昭和50年(1975)6月 建碑者 東陽寺檀徒一同 参 考 「定本良寛全集」*1-272 *1-400 共に第3句相違 「いしぶみ良寛」正-04-020_023