良寛さま ゆかり
西堀通8-1588 勝楽寺
良寛詩碑「袖裏毬子直千金」毬子・こしの千涯 良寛てまり碑
新設:2017-05-01
更新:2023-03-25
撮影:2012-05-17
良寛詩碑「袖裏毬子直千金」毬子・こしの千涯 良寛てまり碑


こしの千涯 良寛てまり碑
良寛詩碑「袖裏毬子直千金」

副碑

勝楽寺門柱の左(写真の左外)に
標柱「こしの千涯 良寛手まりの碑」が
建っている

碑 面
右に「こしの千涯画の手まりを持った良寛像」と左上に「良寛詩」が刻まれている

袖裏毬子直千金
謂我好手無等匹
可中意旨若相問
一二三四五六七
     良寛書

碑 陰
こしの千涯は 明治28年西蒲原郡潟東村に生る 初め美高 耕堂と号したが 昭和10年 相馬御風より雅号を受け それ以後 良寛を一筋に描きつづけて 無欲清浄の画境をひらく 昭和33年2月没す 64歳 本名齋藤作一

副 碑
こしの千涯によせる 津田青楓
雪ふかい越後の一隅に 名もなく
言あげもせず 清貧に堪えながら
良寛ひとすじに 生きぬいた
この人の生涯とその画業を
私は得がたく尊いものに思う
 平成元年春     
      こしの千涯顕彰会建之

通 釈
わたしの袖の中には 手まりがあり 極めて高い値うちがある わたしはまた 自分ほど毬つきの上手な者はいまいと思う 人がもし 毬つきに心ひかれる趣を尋ねるならば 一二三四五六七と続いて尽きることのない仏心と同じだと 答えよう

場 所
新潟市中央区西堀通8-1588 (浄土真宗大谷派) 隣陀山勝楽寺 本堂前

筆 者
(本碑) 良寛

建 碑
平成元年(1989)4月

建碑者
こしの千涯顕彰会

参 考
「定本良寛全集」*1-092 *1-290 *1-411
谷川敏朗著「校注 良寛全詩集」
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