良寛さま ゆかり
吉野山奥千本
西行庵と苔清水
新設:2017-05-01
更新:2023-02-13
撮影:2014-05-14
西行庵と苔清水


西行庵

西行庵

西行庵内に置かれた西行像

苔清水(中央やや下)


苔清水(水が垂れています)

案内板
西行庵

この辺りを奥千本といい この小さな建物が西行庵です
鎌倉時代の初めのころ(約800年前)西行法師が俗界をさけて この地にわび住まいをした所 と伝えられています

西行は もと 京の皇居を守る武士でしたが 世をはかなんで出家し 月と花とをこよなく愛する歌人となり 吉野山で詠んだといわれる西行の歌に

 とくとくと 落つも岩間の 苔清水 汲みほすまでも なきすみかかな

 吉野山 去年の枝折の 道かへて まだ見ぬ方の 花をたずねむ

 吉野山 花のさかりは 限りなし 青葉の奥も なほさかりにて

 吉野山 梢の花を 見し日より 心は身にも そはずなりにき

この歌に詠まれた「苔清水」は この右手奥にあり いまなお とくとくと 清水が湧き出ています 旅に生き旅に死んだ俳人松尾芭蕉も 西行の歌心を慕って 二度にわたり吉野を訪れ この地で

 露とくとく 試に浮世 すすがばや

と詠んでいます
吉野町  
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