良寛さま ゆかり
住吉町576
良寛歌碑「おもかげの」
新設:2017-05-01
更新:2023-02-13
撮影:2011-06-29
良寛歌碑「おもかげの」


良寛歌碑「おもかげの」(右端)
左側石仏は「良寛の古道」にあった
薬師堂の西国33番石仏の一部かも


読 み
   おもかげの 夢に(まみ)ゆる かとすれば
   さながら人の 世にこそありけれ

案内板
良寛の歌碑

出雲崎の名主橘屋 山本以南の3男で良寛の弟(ゆう)(ちょう) (1770-1800)は 円明院が橘屋の菩提寺である縁により僧となり 大和国長谷寺で仏学を修め碩学といわれ 後に円明院第10世を継ぎ法燈を守っていたが 寛政12年(1800)正月5日亡くなった

時に 良寛43歳 良寛は宥澄の早世を悲しんで歌を詠んだ

はらからの阿闍梨(あざり)の身まかりし頃に 夢に来て法門のことなど語りて覚めて

 おもかげの夢に見ゆる かとすればさながら人の 世にこそありけれ

(歌の意味)
亡くなった弟の面影が夢の中に現れて 仏法のことなど語り合ったかと思うと夢が覚めてしまった そのはかなさはそのまま この世に生きている人のありさまであることよ

出雲崎町  


場 所
新潟県三島郡出雲崎町住吉町576 円明院境内

建 碑
平成13年(2001)9月

建碑者
良寛景慕会 出雲崎町 円明院檀中一同敬慕者

参 考
「定本良寛全集」2-0218

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