良寛さま ゆかり
国上 国上寺西参道
鏡井戸
新設:2017-05-01
更新:2023-03-01
撮影:2011-05-18
鏡井戸


鏡井戸

案内板「鏡井戸」

案内板
 
鏡井戸

今から1000年ほどの昔 砂子塚村(現分水町)の館(やかた)主否瀬(いなせ)某に外道丸(げどうまる)という世にもまれな美しい男の子があった はじめは 和納村の楞厳(りょうごん)寺の稚児に預けられたが らんぼうが烈しく国上寺へ預け替えられた

外道丸は その後 熱心に佛道修行に励んでいたが あまりの美しさに遠近(あちこち)の娘たちからの恋文が葛籠いっぱいになるほどだった

ある日 1人の娘がこがれ死したと伝えられ 外道丸はおどろいて葛籠(つづら)のふたを開けると 恋文が白煙(けむり)となって立ちのぼり思わず気絶した しばらくして起き上がると顔の異状に気づき この井戸をのぞくと そこに鬼面と変じたおのれの姿がうつされていた

狂乱した外道丸は その日から寺を抜け出し 山中の断崖穴(だんがあな)にこもり 自ら酒呑童子と名乗り悪行を重ねた後 丹波の大江山に移り住んだ

(今も悪心を持つ者が この井戸をのぞくと鬼に見えるといわれる)

場 所
新潟県燕市国上 国上寺西参道 国上寺西大門から比較的近い処

参 考
酒吞童子神社
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