良寛さま ゆかり
柏崎市 学校町
貞心尼歌碑「蓮の露」
新設:2017-05-01
更新:2023-03-01
撮影:2011-06-28
貞心尼歌碑「蓮の露」


貞心尼歌碑「蓮の露」

左奥に 貞心尼歌碑「蓮の露」
右に 貞心尼托鉢像

案内板
柏崎市の文化財、柏崎市指定・書跡 (はちす)(つゆ)

本書は 最初に良寛の略伝 次に161首の長歌・旋頭歌・短歌をのせた貞心尼自筆本である 「蓮の露」の題名は 親交のあった山田静里(せいり)の命名である

有名な良寛 貞心尼唱和の歌は この書によって後世に伝えられることとなった 市立図書館中村文庫に所蔵されている

<ここにある 碑面の良寛貞心尼唱和歌は 後掲の碑面内容と重複するので省略>

碑面の歌は 「蓮の露」に収載されている贈答歌の一つである

  昭和50年7月1日 指定
柏崎市教育委員会   


碑 面
   者之女天安比見奉利天   貞
幾美尓閑久安悲見留許東能有礼之左毛
  末堂散女也良奴由女可東處毛布
   御可部之         師
由女能世仁閑川未東呂見天由女遠未多
  閑当留毛由面毛所礼可未耳未耳

読 み
   はしめてあひ見奉りて   貞
きみにかく あひみることの うれしさも
  またさめやらぬ ゆめかとそおもふ
   御かへし         師
ゆめの世に かつまとろみて ゆめをまた
  かたるもゆめも それかまにまに

碑 陰
蓮の露歌碑
晩年の良寛と貞心尼の初相見から4年の魂の交流 そして示寂をみとるまでをよみかわした『はちすの露』は 2人の誠の玉の輝きである 初の良寛歌集で 貞心尼のこの遺墨は 中村藤八により世に伝えられ 中村文庫に保存される
   平成8年4月1日         中村昭三

筆 者
貞心尼(碑面)

場 所
柏崎市学校町2-47 柏崎市立図書館(ソフィアセンター)奥庭
貞心尼の墓がある洞雲寺に向って建っている

建 立
平成8年(1996)4月1日

建立者
中村昭三

参 考
「定本良寛全集」2-(5) 2-0487
「いしぶみ良寛」続-62-128_129
柏崎市立図書館サイト

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