良寛さま ゆかり
与板448 蓮正寺境内
良寛遺墨墓碑「法爾」
新設:2017-05-01
更新:2023-03-19
撮影:2011-05-20
良寛遺墨墓碑「法爾」


良寛遺墨墓碑「法爾」

良寛遺墨墓碑「法爾」

蓮正寺入口

碑 面
法爾

案 内
「法爾」のヨミは「ほうに」
浄土真宗本願寺派の蓮正寺住職の墓碑に刻されている
渡辺秀英書「いしぶみ良寛 正編(復刻版)」に次のとおり記載されている

親鸞88歳御筆の「()(ねん)(ほう)()(しょう)」では 法爾の2字で弥陀の他力本願を説明している
「法爾というのは 如来の御誓なるが故に (しか)らしむるを法爾といふ この法爾は御誓なるが故に すべて行者のはからひなきをもちて この故に他力には義なきを義とすると知るべきなり」とある

案内板
良寛の「淡交斉」「瓢箪」
良寛関係の掛軸・風呂前屏風

 与板町指定文化財第16号

良寛の書を板に刻した「淡交斉」の文字は美しく 言葉の意味によく心情が表われている

瓢箪に良寛が歌を書いたのは珍しく「()()()()()()()()()()寿()()し」と詠んだのも良寛らしい

掛軸および屏風には 良寛の漢詩 秋夜聞笛・晩行・𢭏衣・登高観眺・題山水図・秋日遊山声や和歌が詠まれている

また 与板の割元新木家から出られた父・以南の歌 晩年与板に仮住いした弟・由之の歌なども貼られている

当寺に良寛はよく訪れた 寺のお墓にある「(ほう)()」(蓮正寺)と「自然」(常念寺)は、良寛の書である
与板町教育委員会  

補 足
蓮正寺と良寛の関係が深いのは 良寛の父の妹「スヨ」が蓮正寺の9代住職真教に嫁いだことからだという

場 所
新潟県長岡市与板町与板448 (浄土真宗本願寺派) 長沼山蓮正寺

筆 者
良寛

建 碑
文化文政の頃(1804-1829)

建碑者
蓮正寺

参 考
「いしぶみ良寛」正-50-182_183
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