良寛さま ゆかり
与板 由之宗匠隠栖遺跡
由之歌碑「みひとつは」・ 碑「由之宗匠隠栖遺跡」
新設:2017-05-01
更新:2023-03-19
撮影:2011-06-30
由之歌碑「みひとつは」・ 碑「由之宗匠隠栖遺跡」


由之歌碑「みひとつは」
( 碑「由之宗匠隠栖遺跡」)

「由之宗匠隠栖遺跡」入口
右は商店街歩道アーケード

碑 面
由之宗匠隠栖遺跡

 身悲と川者 心屋春くそ
    旅寝する
  月と雨とに
     屋止盤もらせ天
          由之

読 み
由之宗匠隠栖遺跡

 身ひとつは 心やすくぞ
    旅寝する
  月と雨とに
     やどはもらせて
          由之

案内板
良寛禅師の弟由之は文政9年のころから
天保二年(1831)まで約6年この地中川
弥五兵ェ家の一隅に松下庵を建て隠居した
放浪癖の彼が四方に漫遊して当時庵を
結んだのもここからであり
天保2年良寛禅師入寂の後は出雲崎に
居たがその庵の荒廃何にすべしと与板の
岩子(恐らく中川家の女)からの問い合わせに
 身ひとつ 心やすく 旅寝する
  月と雨とに やどはもらせて
          と返歌した
  碑面は彼の自筆からとった

補 足
由之歌碑「みひとつは」と 碑「由之宗匠隠栖遺跡」は同じ碑
通りからの入口には 「由之宗匠隠栖遺跡」と表示されており 碑面タイトルも「由之宗匠隠栖遺跡」となっている

場 所
新潟県長岡市与板町与板415 由之宗匠隠栖遺跡

筆 者
由之(八重菊日記より)
建 碑
昭和42年(1967)11月3日

建碑者
三島郡与板町観光協会

参 考
「いしぶみ良寛」正-57-204_207
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